演題

第67回・2022年・横浜 / 教育講演
EL-20-1

2021 JCS/JHFS ガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療のポイント

[演者] 山口 淳一:1
1:東京女子医科大学循環器内科

2018年3月に発表された「急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)」は日本循環器学会と日本心不全学会の 2学会を含む 11学会(日本循環器学会,日本心不全学会, 日本胸部外科学会,日本高血圧学会,日本心エコー図学会, 日本心臓血管外科学会,日本心臓病学会,日本心臓リハビリテーション学会,日本超音波医学会,日本糖尿病学会, 日本不整脈心電学会)と,厚生労働省難治性疾患政策研究事業「特発性心筋症に関する調査研究」・日本医療研究開発機構難治性疾患実用化研究事業「拡張相肥大型心筋症を対象とした多施設登録観察研究」の2研究班により,欧米の最新のガイドラインをふまえつつ,我が国におけるエビデンスや実臨床の経験も取り入れ,急性・慢性心不全診療の標準を示すガイドラインとして公表された.この改訂版における最大の変更点は,従来急性心不全と慢性心不全に分かれていた心不全診療ガイドラインが1本化されたことであった.さらにこの改訂版公表後,近年になって薬物治療・非薬物治療に関する数多くの重要なエビデンスが報告された.そのため,2021年3月に「2021年 JCS/JHFSガイドライン フォーカスアップデート版 急性・慢性心不全診療」が発表されるに至った. 本講演では,この中で,特に“Fantastic Four”と呼ばれる薬物を中心とした薬物治療と非薬物治療に焦点を当てて,そのポイントを紹介する.
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