演題
第67回・2022年・横浜 / 特別講演
SL-09
透析看護のSDGsを求めて~社会の発展に透析看護が寄与できること~ |
国連の掲げるSDGsが社会全体の目標として共有され,英国のグローバルヘルスに関する議員連盟のトリプル・インパクトにおいて看護の発展について報告がされた.看護の発展は3つのゴール「健康の向上」,「ジェンダー平等の推進」,「経済成長の発展」に直接的に貢献するという見解である.さらに,日本看護協会はこの考えを中軸として,我が国の人口および疾病構造の変化等に対応した社会全般のシステム構築や,看護職者数の増加により看護を発展させることこそがSDGsの具現化であると表明している.
透析看護においても,高齢化した透析療養者がその人らしく生活できるようなシステムの再構築とそのシステムにおいて活用できる新たな透析関連技術や看護ケアの開発が必須となる.また,人材養成と確保をするための取り組みを戦略的に行うことも必要である.この二つは連環しながら進むものであるといえる.
現状では地域包括支援システムとして地域で支え合い暮らし続けるという考え方を透析療養者の暮らしにどのように運用していくかという課題に応える必要がある.そのために看護師が行動すべきことは,医師や他の専門職者と協働して,治療を含む新たな透析関連技術と看護ケアの創造にチャレンジすることである.また,このチャレンジは専門性の高い透析看護に関わる看護師の育成に繋がり,さらには社会的にも透析看護の役割が認められることで若い人々が専門性のある看護を目指すという連環をもたらすと思われる.新たな透析関連技術と看護ケアの創造や透析看護の専門的分野での看護師の活躍が社会の発展にどのように寄与できるかを考えたい.
透析看護においても,高齢化した透析療養者がその人らしく生活できるようなシステムの再構築とそのシステムにおいて活用できる新たな透析関連技術や看護ケアの開発が必須となる.また,人材養成と確保をするための取り組みを戦略的に行うことも必要である.この二つは連環しながら進むものであるといえる.
現状では地域包括支援システムとして地域で支え合い暮らし続けるという考え方を透析療養者の暮らしにどのように運用していくかという課題に応える必要がある.そのために看護師が行動すべきことは,医師や他の専門職者と協働して,治療を含む新たな透析関連技術と看護ケアの創造にチャレンジすることである.また,このチャレンジは専門性の高い透析看護に関わる看護師の育成に繋がり,さらには社会的にも透析看護の役割が認められることで若い人々が専門性のある看護を目指すという連環をもたらすと思われる.新たな透析関連技術と看護ケアの創造や透析看護の専門的分野での看護師の活躍が社会の発展にどのように寄与できるかを考えたい.